再生・保存

先日、休日を利用していつか行ってみたいと思っていた
軽井沢のドメイヌ・ドゥ・ミクニにとうとう行ってきました。

料理に期待することも勿論なのですが、なぜ行ってみたかったかというと、
このお店の建築が、解体の危機にあった坂倉準三氏の設計の旧飯箸邸を移築、
再生・保存したものだったからです。
旧飯箸邸は坂倉氏がフランスから帰国後の第一作だったそうです。
（そのあたりの経緯については新建築の２００７年１２月号を読むと詳しく書かれています）

世田谷地域にあったこの建築が、寒さも厳しい軽井沢の地に移築されるにあたり、
素材の見直しなど多くの配慮がなされたそうです。

建築を保存、再生する際にはどの建築でも直面する問題に、
「どこまでオリジナルに忠実にするか」ということがあります。
旧飯箸邸の場合、限られた時間の中で移築をしなければいけないという中で、
保存会の方々を中心に、解体前に、膨大な実測記録などが取られたそうです。

名建築であっても、簡単に解体されてしまうこのご時世、
こういった方々のご尽力があって幸運にもこの建築は移築・保存されたそうで、
頭が下がる思いです。





１枚目の写真がアプローチ側外観。２枚目の写真が中庭側の外観です。
周囲は別荘地帯ですが、程良い距離感の中庭、生い茂る美しい木々によって
とてもまわりに馴染んだ佇まいとなっていました。



もともと和室だった部屋で食事をいただきました。、
気候も気持ちのよい季節だったので、
建具を開けはなって外部と一体感のある空間を堪能できました。
外の緑が映えます。

天井の高さ、壁に対する開口部のプロポーションなど見るべきところ満載で、
とても参考になりました。

料理も、勿論大満足。
地場産の野菜が豊富に使われゆったりと心地よい時間を堪能することができました。

ズーラのこと

先日、所用で長野県の諏訪に行ってきました。

何気に泊まったホテルの客室で、チラシかなと思って眺めると
「ズーラ」という冊子で、
諏訪地域の魅力を知るための非常に多くの参加型プログラムが組まれている活動の紹介紙でした。

秋の9/14-10/14の期間の第5回の活動では、土日に多くのプログラムが集まるものの、
プログラムが無い日がわずか3日だけ。
内容も、「夜のＢ級グルメ街歩きin上諏訪」、「野焼き夜ばなし縄文ロマン」、「信州の郷土食おやきづくりに挑戦」、「ウォーキングでロケ地＆ロケハンツアー」などなど思わず参加したくなるコンテンツが多く、かなり頑張っているなという印象を受けました。

今後、関わっている人と繋がってみたいと思っています。

長野の活動①

前回に引き続き私の地元長野について。
（これから少しずつ、長野に関わって活動している方や団体について調べてみようと思っています）

今更かもしれませんが今、小布施がアツいという話をここ最近良く聞きます。
先日は「小布施若者会議」という活動も。主催は小布施町です！
（公式ＨＰの管理人さん、ぜひ、みなさんのアクションプランの考案結果もアップしてください。）

話を聞く限りですが、街全体としてかなりポジティブな方向に向かっているのかなという気がします。
自治体の方々も積極的に関わってくれているとのこと。

建築家が関わる建築も耳にしますし、なにより当方栗に目が無い。
ぜひ視察しなくてはなりません。