池の平湿原 [余暇]
先日休日を利用して、長野の池の平湿原に行ってきました。
数年前から、山やハイキングに行くようになったのですが、
黙々と山を登っている間は意外と雑念？が消え、建築のアイデアが浮かぶことがあります。
建築の仕事をしていると、ほぼ全ての仕事が決められたある敷地の中で
計画をおこなうわけで、街中を歩いても知らずと、道路、誰かの敷地、公共のエリアなど
“境界”ということを意識下で感じているような気がしますが、
自然の中にいくとその境界があるということは、
極めて概念的なものであるということに改めて気付かされるような気がします。
高山植物なども美しかったです。
数年前から、山やハイキングに行くようになったのですが、
黙々と山を登っている間は意外と雑念？が消え、建築のアイデアが浮かぶことがあります。
建築の仕事をしていると、ほぼ全ての仕事が決められたある敷地の中で
計画をおこなうわけで、街中を歩いても知らずと、道路、誰かの敷地、公共のエリアなど
“境界”ということを意識下で感じているような気がしますが、
自然の中にいくとその境界があるということは、
極めて概念的なものであるということに改めて気付かされるような気がします。
高山植物なども美しかったです。
青森⑦ [見学]
青森出張も終盤。
せっかく青森まで来たので、そのまま弘前まで駆け足で足を伸ばしました。
弘前は所々に洋館が明治・大正の洋館が残っています。
明治時代の大工棟梁、堀江佐吉の功績が大きいそうです。
旧第五十九銀行本店本館（青森銀行記念館） 竣工 - 1904年（明治37年）
藤田記念庭園
弘前市役所、前川國男氏の建築もいくつかあります
弘前ねぶたまつりの準備も
A to Z Memorial Dog 奈良美智作
せっかく青森まで来たので、そのまま弘前まで駆け足で足を伸ばしました。
弘前は所々に洋館が明治・大正の洋館が残っています。
明治時代の大工棟梁、堀江佐吉の功績が大きいそうです。
旧第五十九銀行本店本館（青森銀行記念館） 竣工 - 1904年（明治37年）
藤田記念庭園
弘前市役所、前川國男氏の建築もいくつかあります
弘前ねぶたまつりの準備も
A to Z Memorial Dog 奈良美智作
青森⑥ [見学]
青森県立美術館の後、ねぶたが展示されているというねぶたの家 ワラッセへ。
ひねられた赤いリボン状の鋼板が外周を取り囲んで、
内部空間との間にアプローチ空間をつくりだしています。
施設手前には広場もあり、引きからの建築を際立たせています。
内部では、前年の祭りで実際に使われたねぶたがそのまま展示されています。
間近でじっくり見れるので中々の迫力。
どの世界にも名人と言われる人がいるのでしょうが、
ねぶたづくりにも脈々と系譜を引き継いだ職人の方々がいるようです。
ねぶたの顔ひとつとってもつくる方によって表情が変わっています。
ねぶたをつくるにはまず2次元のイメージスケッチで構想し、そこから
3次元にしていくのだとか。この最初のイメージがとても大切とのことで、
なんだか建築にも共通する部分があります。
ひねられた赤いリボン状の鋼板が外周を取り囲んで、
内部空間との間にアプローチ空間をつくりだしています。
施設手前には広場もあり、引きからの建築を際立たせています。
内部では、前年の祭りで実際に使われたねぶたがそのまま展示されています。
間近でじっくり見れるので中々の迫力。
どの世界にも名人と言われる人がいるのでしょうが、
ねぶたづくりにも脈々と系譜を引き継いだ職人の方々がいるようです。
ねぶたの顔ひとつとってもつくる方によって表情が変わっています。
ねぶたをつくるにはまず2次元のイメージスケッチで構想し、そこから
3次元にしていくのだとか。この最初のイメージがとても大切とのことで、
なんだか建築にも共通する部分があります。
青森⑤ [見学]
国際芸術センター青森を経由していざ青森市内へ。
せっかくなので青森県立美術館にも足を運んでみました。
敷地がとても伸びやかで開放的なロケーションです。
凹凸のボリュームのかみ合わせでできるホワイトキューブと土の空間の配置をしつつ、
隙間の空間と質の違いをどうやってつくるかが建築の主題とのことで、
美術館内は、あちらこちらで立体的な絡まりがアクセントになっています。
前日に十和田市現代美術館をみたせいもあり、スケール感について色々と考えを巡らす。
どちらもの美術館も建築が単なる背景になっていない点が面白い。
43万個の煉瓦が現場で積まれたとか。コーナー部は留めになっています。
ＥＶも特注仕様のようです。
隅々までくまなく歩いていたら疲労も重なり思わぬ時間を食ってしまい、
残念ながら隣の三内丸山古墳は行けず…。
また次回の機会におあずけです。
せっかくなので青森県立美術館にも足を運んでみました。
敷地がとても伸びやかで開放的なロケーションです。
凹凸のボリュームのかみ合わせでできるホワイトキューブと土の空間の配置をしつつ、
隙間の空間と質の違いをどうやってつくるかが建築の主題とのことで、
美術館内は、あちらこちらで立体的な絡まりがアクセントになっています。
前日に十和田市現代美術館をみたせいもあり、スケール感について色々と考えを巡らす。
どちらもの美術館も建築が単なる背景になっていない点が面白い。
43万個の煉瓦が現場で積まれたとか。コーナー部は留めになっています。
ＥＶも特注仕様のようです。
隅々までくまなく歩いていたら疲労も重なり思わぬ時間を食ってしまい、
残念ながら隣の三内丸山古墳は行けず…。
また次回の機会におあずけです。
青森④ [見学]
更に青森続き
せっかく青森まで来たので、少し足を伸ばし青森市周辺まで行くことにしました。
レンタカーを借りて移動。
十和田から青森市内に行くまでの道すがら
安藤さん設計の「国際芸術センター青森」があったので、急遽寄ってみることに。
センター内ではアーティストが滞在しながら作品をその場でつくり展示を展開していくという
非常に面白い試みをされているようです。
当方が伺った時は「trans×form ─かたちをこえる」という企画をおこなっていました。
企画を見学していると今回の出展アーティストの1人マニシャ・パレク氏がふらっと展示室に。
これも滞在型ならではのことだと思います。
学芸員の方がとても親切。
センターの建築は自然に囲まれ非常に気持ちのよい空間です。
ただ屋外ステージは、野ざらしというせいもあり歩くのもやや危険な状態
せっかく青森まで来たので、少し足を伸ばし青森市周辺まで行くことにしました。
レンタカーを借りて移動。
十和田から青森市内に行くまでの道すがら
安藤さん設計の「国際芸術センター青森」があったので、急遽寄ってみることに。
センター内ではアーティストが滞在しながら作品をその場でつくり展示を展開していくという
非常に面白い試みをされているようです。
当方が伺った時は「trans×form ─かたちをこえる」という企画をおこなっていました。
企画を見学していると今回の出展アーティストの1人マニシャ・パレク氏がふらっと展示室に。
これも滞在型ならではのことだと思います。
学芸員の方がとても親切。
センターの建築は自然に囲まれ非常に気持ちのよい空間です。
ただ屋外ステージは、野ざらしというせいもあり歩くのもやや危険な状態
青森③ [見学]
青森続き。
その日は、出張の予定も無事終了し、十和田湖近くのホテルへ。
十和田市から湖へ行くのに奥入瀬渓流を通過。
残念ながら前日？の雨もあってか、やや水かさは多め。
道のすぐ脇に渓流が流れていてかなりの癒し空間です。
９月には十和田奥入瀬芸術祭も開催されるようです。
翌朝、湖周辺を散策すると、潰れてしまったホテルも散見。
話を聞くと、震災の影響でいまだに客足は戻っていないとのことです。
ちょうど前日に、夜間ライトアップ用の照明が各所に設置されたとのことで、
夜の湖の景色もまたよさげ。
その日は、出張の予定も無事終了し、十和田湖近くのホテルへ。
十和田市から湖へ行くのに奥入瀬渓流を通過。
残念ながら前日？の雨もあってか、やや水かさは多め。
道のすぐ脇に渓流が流れていてかなりの癒し空間です。
９月には十和田奥入瀬芸術祭も開催されるようです。
翌朝、湖周辺を散策すると、潰れてしまったホテルも散見。
話を聞くと、震災の影響でいまだに客足は戻っていないとのことです。
ちょうど前日に、夜間ライトアップ用の照明が各所に設置されたとのことで、
夜の湖の景色もまたよさげ。
青森② [見学]
青森の続き。
十和田市現代美術館の後、十和田の商店街を少し散策。
街中にも美術館と連動した作品がいろいろなお店に配置されたりもしています。
なかなか味のあるお店が多いのですが、
シャッターが閉まったお店や空き地になっている部分も…
レトロすぎるほどレトロなバスが走っています
近くの中学生らしき子が元気よく挨拶してくれました
向かうところ客無しって…
面白かったのがbank towada
十和田を盛り上げるために色々活動をされているとのことです。
地元の商品を如何に魅力的に伝えるかなどとても面白いと思いました。
十和田に限らず、地域の活性化というのは多くの地方の課題の１つだと思います。
最近、地元を盛り上げようという機運が若い世代にも広がってきているように感じますが、
そのクオリティ、どう継続していくかということがひとつのポイントだと思っています。
十和田市現代美術館の後、十和田の商店街を少し散策。
街中にも美術館と連動した作品がいろいろなお店に配置されたりもしています。
なかなか味のあるお店が多いのですが、
シャッターが閉まったお店や空き地になっている部分も…
レトロすぎるほどレトロなバスが走っています
近くの中学生らしき子が元気よく挨拶してくれました
向かうところ客無しって…
面白かったのがbank towada
十和田を盛り上げるために色々活動をされているとのことです。
地元の商品を如何に魅力的に伝えるかなどとても面白いと思いました。
十和田に限らず、地域の活性化というのは多くの地方の課題の１つだと思います。
最近、地元を盛り上げようという機運が若い世代にも広がってきているように感じますが、
そのクオリティ、どう継続していくかということがひとつのポイントだと思っています。
青森① [見学]
少し前ですが8月頭に出張で青森に行ってきました。初青森です。
出張の合間に時間をつくり色々と体験することができたので、
何回かにわけて少し紹介します。
まずは十和田市現代美術館
建築コンセプトに「美術と街の融合」とある通り、非常に開放的で、
それぞれの展示室は原則独立しているのだけれど、
それゆえにかえって全体としての連続性を感じました。
全体の大きさもコンパクトにまとまっていてちょうどよい距離感です。
ひとつひとつの作品をここちよく楽しむことができました。
地方をまわるとなるべく地元の美術館をまわるようにしているのですが、
建築家の手掛けた美術館だと建築をみているのかアート作品をみているのか
ということに陥りがちです。
そういう意味で、この十和田市現代美術館はアートと建築が見事に融合され、
どちらもとても印象に残るものでした。
上の2枚は通りからの眺め。美術館の敷地には柵や塀といった境界がありません。
出張の合間に時間をつくり色々と体験することができたので、
何回かにわけて少し紹介します。
まずは十和田市現代美術館
建築コンセプトに「美術と街の融合」とある通り、非常に開放的で、
それぞれの展示室は原則独立しているのだけれど、
それゆえにかえって全体としての連続性を感じました。
全体の大きさもコンパクトにまとまっていてちょうどよい距離感です。
ひとつひとつの作品をここちよく楽しむことができました。
地方をまわるとなるべく地元の美術館をまわるようにしているのですが、
建築家の手掛けた美術館だと建築をみているのかアート作品をみているのか
ということに陥りがちです。
そういう意味で、この十和田市現代美術館はアートと建築が見事に融合され、
どちらもとても印象に残るものでした。
上の2枚は通りからの眺め。美術館の敷地には柵や塀といった境界がありません。
summer2013 [雑記]
残暑お見舞い申し上げます。
先日、はじめて蝉の脱皮を生でみることができました。
先日、はじめて蝉の脱皮を生でみることができました。
南台1年検査 [仕事]
今日は、昨年竣工した中野南台の家の1年検査でした。
ついこの間、引き渡したばかりだと思っていたのですが早いものです。
外回り、内回りなど全てチェックをおこないましたが、
非常にきれいに使って頂いていてキズや汚れ、不具合がほとんどありませんでした。
外壁は特に、クラックも汚垂れもなく非常に良好。
中野南台の住宅は木造耐火建築物で、
耐火仕様のセメントモルタルを３０ｍｍ塗っていること、
露除け庇など適切につけていることなどが大きそうです。
内部では、建具の微調整などをおこない、収納に関する相談などで
あれこれ打ち合わせ。考え方次第で色々な案がでてくるものです。
お盆をはさんで、8月後半にもう少し調整となりそうです。
そういえば、すぐ脇の道が工事中はやや狭かったのですが、
近くの学校の運動場の整備とあわせて拡幅されていて幅も見た目もだいぶすっきり。
工事前だったら車両なども入りやすかったのですが（笑）
ついこの間、引き渡したばかりだと思っていたのですが早いものです。
外回り、内回りなど全てチェックをおこないましたが、
非常にきれいに使って頂いていてキズや汚れ、不具合がほとんどありませんでした。
外壁は特に、クラックも汚垂れもなく非常に良好。
中野南台の住宅は木造耐火建築物で、
耐火仕様のセメントモルタルを３０ｍｍ塗っていること、
露除け庇など適切につけていることなどが大きそうです。
内部では、建具の微調整などをおこない、収納に関する相談などで
あれこれ打ち合わせ。考え方次第で色々な案がでてくるものです。
お盆をはさんで、8月後半にもう少し調整となりそうです。
そういえば、すぐ脇の道が工事中はやや狭かったのですが、
近くの学校の運動場の整備とあわせて拡幅されていて幅も見た目もだいぶすっきり。
工事前だったら車両なども入りやすかったのですが（笑）
